みなさんこんばんは。
バイトに忙しいそだひさこです。
たしか6月半ばにかけらサイトを開設し、7月半ばにはなんとか形を整えて、それからアイコンの画像をどうしようかと悩みボクセルアートに落ち着き、書きかけで残っていた記事を仕上げたのが8月下旬。
そして次の記事を書こうとして、「かけら」の他に「かたまり」が必要だと気が付きました。
そして「装飾」がないと昔話らしさがなくなるからこれも必要だと感じました。
ひとつ形が決まるのは時間がかかるものなんじゃなー。と思います。
かけらとかたまりと方法と装飾
かたまりが必要だと感じたのは、短い話型が含まれた別の話型があることに気づいたから。
それから、話型として独立してはいなくても、行動の流れがパターンになっていることも多々あるわけで。
それらを「かたまり」として扱えば、並べて話を作ることがしやすくなるぞ。と思ったわけです。
さらに、かけらやかたまりは要点だけを書かなくてはならないけど、そうすると昔話らしい「どうやってそれをしたのか」とか、「不思議な道具」とか、私の大好物がまったく盛り込めなくてさみしいので…
無理やり盛り込むことにしました。
上の図は、【いなくなった妻を捜す夫】という話型の図の一部なのですが、異なる3パターンがあるそうで、そのうちの2つははじめと終わりがほぼ同じで途中が少し異なるということで、図では途中の異なる部分を1.2と分けて表現しました。
また、方法は?としているところは、かけらやかたまりを少し説明しています。
真ん中のかたまりは「姫の魔法を解いて、姫と結婚する」という内容なのですが、どうやって魔法を解いたのかという説明をつけています。
さらに最後のかたまりは「夫は妻を捜し出す」という内容ですが、そのときに不思議なアイテムを手に入れてそれを使って妻のところに行きます。その、アイテムを手に入れる方法というのが、「三人の泥棒をだまして彼らの持っていたアイテムを盗んで逃げる」という保護者会に叱られそうなくらい面白い内容なのです。
この方法のように、方法自体がひとつの話型になっていることもあります。
装飾としているのは、昔話を昔話らしくしている(その話を特徴づけている)部分です。それがなくてもストーリーは成り立つだろうけど、それがなければその話ではなくなる…みたいな、どうでもいいようだけど最重要項目でもあるものです。
泥棒から盗んだアイテムは、リオンブルーノという話で読んだものですが、忘れられない魅力的なアイテムです。
はじめは方法や装飾を図に含めないようにしていたんですが、「かけら」や「かたまり」とは別のものとして、何らかの形で用意して「昔話ふうのプロットづくりの場合」に追加で使えるものにしたいと思います。
想像を広げるためのものは多いほうがいいですからね。
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ということで、
なかなか更新が進まなくてもどかしい思いをしているそだでした。
今年中にかけらにあと10記事くらい書けるといいのですが。^^;
コメント
お久しぶりです。
「リオンブルーノ」、知りませんでした。調べてみたら、イタロ・カルヴィーノという方の集めたイタリア民話のようですね。早いうちに読んでみたいと思っています。
昔話は、かたまりの組み合わせ方、並べ方、かけらの入れ替え方、装飾の内容で、幾通りにも作れるのですね。しかもそれが皆、わくわくどきどきしながら聴けて、なおかつ最後には安心納得できる。
話の組み立て方も、ひとつの話の中に幾つもの話のある入れ子式、ひとつの話が幹のようにあってたくさんのかけらのついている木の枝式など、たくさん工夫できそう。
塑田さんのそんなおはなしをこれからも楽しみにしています。
そうそう、「昔話のかけら」、ずいぶん直されたんですね、お忙しかったでしょう。
あちらもゆっくり読ませて頂きますね。
文音さん、コメントありがとうございます。
返信がおくれてすみません。
そうです、イタロ・カルヴィーノさんの本で読みました。
昔話って、けっこう自由にアレンジができて面白いものなんだと思います。
もうずっと書いていないけど、この「かけら」や「かたまり」を使って面白いストーリーが組み上がったりしたらまた書いてみようかと、ちらっと、思っています。(笑