崩壊の後に、希望がやって来た
2年半前のらくがきを引っ張り出してきた。
いくらでも食べられたり、いくらでも飲めたり、いつも寒くて凍えていたりする、不思議な能力を持った人たち。
「明日までに100頭の牛を全部食べなさい」とか「炎の中に座りなさい」とかを主人公の代わりにやってくれる助っ人です。昔話には欠かせない役者です。
この左端の「大食い」を、イチからモデリングしてみました。すると…
なんと!
今までにない良い出来栄え!
自画自賛!(笑)
じつはこれまだ途中なんですが、そして反省点も多々あるのですが、それでも今までで一番うまくできたー!!
さて。
なぜうまくできたかというと、「もとの人計画」が崩壊したからです。
下絵(完成予定図)を見ながら、イチからモデリングしなければならなくなったおかげです。
でもこれがやはり王道であり近道だったのだと、思いました…
→ 崩壊したもとの人計画とは、「モデリングされたベースの人体(もとの人)をちょちょいと変形させていろんな人を作れば簡単?」と思ったら当てが外れた、すごい大変なのにうまくいかなかった、ということです。(前回までの記事に四苦八苦の跡が)
んで、変形に四苦八苦している間にたくさん見た他人様のモデリング作業動画から、共通のパターンらしきもの、つまり
「フツーの作り方」とでもいいますか…
それらしきものを覚えたので、やってみたら、ちゃんとできた、という…
どうして一番最初にこれを覚えられなかったのだ…!
と思いますが、本当に、なぜなんでしょう、わかりません…。
たぶん、どこへ向かっていくのかわからないまま作業してたこと、ラクな方法を探したいと思っていたことなんかが原因なのではないかと、感じてはおりますが。
とにかく、下絵に似たものがモデリングできるようになって、楽しいです。楽しいのよ。笑。
テクスチャは、型紙と布とヌイグルミの関係
今までさんざんテクスチャだのテクスチャペイントだのと書いていて今更なんですが、テクスチャというのは表面に貼り付ける画像のことです。
モデリングした立体を白いヌイグルミだとすると、その表面に顔を描いたり色を付けたりしたいと思うわけですが…
その貼り付ける画像は、普通の二次元の画像で用意しなくてはなりません。立体を平面に分解します。これって、型紙と布とヌイグルミの関係みたい、と思います。
立体を型紙に分解するために、縫い目をどこにするかという設定をするのですが、この作業がけっこう大事。
こういうカラーグリッドを使って、どの型紙がどの部分でどっち向きなのかを確認して位置を直しつつ、こまかく描き込みたいところは型紙を大きくしたり、服の裾部分をまっすぐに直したり(模様を描きたい時はまっすぐの方がいいと思うので)するわけです。
そして、ここは切り離さないほうがいいとか、ここは切り離したほうが色が塗りやすいとか、そういうことも確認しながら、縫い目の位置を変えて展開しなおして丁寧にやっておくと、あとの塗り作業がやりやすくて仕上がりもきれいになります。
向かって左が画像を貼ったもの、真ん中がモデリングして色設定だけしたもの、右がカラーグリッドのもの。
画像を貼った左の人は、滑らかに見えていますが、サブサーフ(細分化)はしておらず、Smooth表示にしてあるだけです。
真ん中の人を見ると物足りない気持ちになりますが、同じものに画像貼ってSmooth表示しただけで左の人になるのだから、表面の画像の役割はとても大きいのだなぁ・・・と思います。
さてさて、大食いさんはとりあえずおいときまして。
今、らくがきの左から二人目の、大飲みへべれけさんをモデリング中です。キャプチャ画像もとりながら進めております。
コメント
いつも、ほおおおお~と妙な声を出しながら拝見しています。難しすぎて私には何が何だか、なのですが、今回のぽっちゃりさん可愛いです^^
寒がりさんも見てみたいです。
妙な声!(笑
3DCGソフト使ったことないと何言ってるのかわかんないだろうなぁ、と思いながら、申し訳ないような気持ちで毎回書いております。
でもようやく、出来上がったモノにたいしてコメントいただけるようになりました…どうもありがとう~~~。
今へべれけさんの途中なんですが、後ろ姿も笑っちゃう感じにできてます。
寒がりさんも早く作りたい~