自分の呼気が、風船を膨らませられないほど弱いことにビックリする

自分の声を自分で聞いて、しゃべりのたどたどしさに気がついた

前記事で、読み上げソフトなんかを使わずに、自分で語って録音して声質をちょっとだけ加工して動画に使うことにしたと書きました。

そして。いくら声質を加工するとはいっても、声質以前(?)の問題を直さなくてはなりません。

まず気になっていたのは、声の出し方。私はたぶん声の出し方が間違っているんだろうと思っていたんです。その理由は、少し続けてしゃべっていると苦しくなったり声が出なくなったり、のどが痛くなったりするから。これでは語り終わる前に声がギブアップです。ラクに声を出す方法があるならこの機会に身につけようと思いました。

そして、録音して加工した子ども声「そだひちゃこ」を何度も聞いているうちに、「?」と思ったこと。あまりにも違和感がなさすぎる。普通の大人の喋りを録音して加工すると、声だけは子供みたいでしゃべり方は大人だから違和感がかなりあるのに、私の読みはなぜ違和感がないのか???

で、何回かしゃべったり読んだりして録音したものを繰り返し聞いてみると、……すごくたどたどしい。自分では普通にしゃべっているつもりでいたから録音を聞いてもすぐには気がつかなかったけど、客観的になってみると、たしかに、たどたどしい。確実にたどたどしい。この朗読は安心して聞いていられない気持になる。

これはいかん。

腹式呼吸の練習のために風船を膨らませる

そんなわけで「声の出し方」の本を何冊か検索し、気になるものを図書館で借りて読んでいるところです。とりあえずどの本にも書いてあるのが、呼吸を腹式呼吸にするということ。

その腹式呼吸の練習方法で、なるほどと思えるものがありました。それが、風船を膨らませること。(参考:『「魅せる声」のつくり方 (ブルーバックス)』)

腹式呼吸で息を吸う(横隔膜を下げて肺を広げる)ときにはおへその少し下を意識しておなかをふくらませるけど、息を吐く(横隔膜を上げて肺の空気を押しだす)ときはおへその少し上をへこますように意識するべきだそうです。

おへその少し上の位置は、ちょうど横隔膜が上がりきった時の位置だそうで、笑ったり、風船を膨らませたりするときに自然に使う場所なのだそうです。(わかりやすい説明が書籍に書いてあるので、やってみようと思う方はご一読をおすすめします)

そして、息を吐くときに風船を膨らませるのは、風船の圧力に負けない強い呼気をつくるためだそうです。

私は大きな声が出ません。自分では大きな声を出しているつもりなのですが、出ていないようです。何度も「聞こえない」と聞き返されることがあります。そして、お店で店員さんを呼ぶために「すいませーん」といっても奥にいる人になかなか声が届きません。いつまでも買い物ができず、あきらめて店を出ることすらありました。

そんな私が、風船を膨らませてみたら、どうなったと思います? まったく膨らみませんでした。

全力でやったので頭クラクラしてますが、膨らませる前の風船の形のまま、ちょびっともゴムがのびてくれませんでした。シンジラレナイ・・・

正直かなりショックでしたよ。子どものときに風船膨らませて遊んだ記憶が、たしか、あるような気がするんだけど。お母さん、あれは、まぼろしかい??

昨日100円ショップで風船を買ってきて、毎日10分くらい練習するつもりで今日からはじめたんですが、まさか、まさか、まったく膨らまないとは思いませんでした。

毎日練習して1カ月後に、いったいどのくらい変化があるのかを、またここで報告させていただきたいと思ったので、初日の記事を書きました。

はあ。

* * *

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この記事を書いた人
たまに、加賀 一
そだ ひさこ

子ども時代はもちろん、大人になっても昔話好き。
不調で落ち込んでいた30代のある日。記憶の底から突如、子ども時代に読んだ昔話の場面がよみがえる。その不思議さに心を奪われて、一瞬不調であることを忘れた。自分は昔話で元気が出るんだと気づいた。

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