
私はまだKindle本を数冊しか出版していないので、出すごとにファイルの作成方法を試行錯誤しているわけなのですが。この試行錯誤の時間ややり直しの時間てもったいないですよね。やり直しすぎて頭ぼんやりしてきますし。
しかも固定レイアウト本のときに頼りにしていたキンドルコミッククリエイターが使えなくなってしまって、普通にePubで出せっていうお達しがきましたしね。
てことで、この記事では
- 縦書きePub(リフロー)を作る
- 横書きePub(リフロー)を作る
- 固定レイアウト本を作る
の手順を、自分用にメモっておきたいと思います。懇切丁寧じゃありませんが、やり直しを減らすために最初からやっておくといいよというのを知りたい人には役に立つかもです。
ePub作成に使うツール
まずはリフロー・固定レイアウト関係なく、ePub作成のためのいろいろをあげていきます。
ePub作成ツール
でんでんコンバーター:リフローePubの強い味方!お世話になっています。原稿はマークダウンで準備します。(マークダウンはでんでん独自のものがあります。)
Leme:最近試してみました。ちょっと戸惑いましたが、使い方そのものはシンプル。原稿はマークダウンで書いたものを用意するか、Wordファイルが使えるそうです。(マークダウンはLeme独自のものがあります。)固定レイアウトのePubも作れるそうなので、主にそちらでお世話になると思います。
ePubはじつはHTMLとCSSで書かれていて、zipファイルである。ということを知るだけで、出来上がってきたePubのちょっとした修正とかが簡単にできるようになります。この記事は自力でePubを作る方法を紹介してくれています。
Pandocというものを使ってマークダウンをePubに変換するのだそう。PandocはePub変換専用ツールではなく、文書ファイルの形式を色々に変換するツールだそうです。PandocもChatGPTとのチャットで教えられました。(ChatGPTは全世界の情報を持っているので、日本であまり知られていないものも何気に教えてくれたりします。)
ブラウザ上でNRエディターを使って編集、ePub変換できる「ロマンサー」というものもありますが、有料(月額660円)ということで割愛しました。ただエディターが非常に使いやすそう!なので、無料プランを試してからお金を払うかどうか決めても良さそうです。(無料プランはePubのダウンロードができません。)
オンラインの変換ツールはでんでんコンバーターの他にもたくさんありますが、ログインが必要だったりサブスクだったりお金がかかるので試しません。
ePubを作るというのは大雑把にいえば、htmlやcssを書いたファイルをまとめることです。htmlを書くのはとても面倒くさいので、ePub変換ツールでは「簡単に書けてhtml変換ができるマークダウン」を利用してファイルを作成しているんですね。
ePub作成ツール:番外
Scrivener:先日から推してる長文作成向きアプリ。書き終わったらそのままePub出力可能です。リッチテキストの見栄えがだいたい保たれて出力されます。(中身のxhtmlファイルを見るとspanタグが膨大にあるので、気になる人にはおすすめしませんが、気にならなければ良いツールだと思います。)
縦書きには対応していない、日本語には対応していない(ルビふれないとか)ので、そのへん割り切って使えるならおすすめ。
テキストエディター
あとテキストエディター。よけいな装飾とかを使わない(リッチテキストじゃない)シンプルなやつです。これを使ってマークダウンやHTMLを入れていきます。私が使っているのはNotepad++↓。以前はAtomを使っていましたが開発が終了してしまい、今後不具合とかあっても困るので乗り換えました。複数ファイルを扱うときにウインドウ左にリストが出るので便利。
ふだんのメモ帳がわりには見た目がシンプルなMery使ってます。日本人の方が開発してるので使い方などを日本語で読める安心感。もちろん使いやすい。
ePub修正ツール
電子書籍管理ソフト「calibre」。書籍をコレクションしたりビューアーで読んだり、編集したりできます。ビューアーとしてはいまいち(表示があまり好みじゃない)なんですが、ePubを解凍せずに編集できるのがすごい便利です。拡張子をzipにして解凍してHTML書き直してePubPackでコンパイルし直すっていう手間がなくなります。ただやっぱり表示がいまいちなんで、大量の作業のときはzip→解凍→好きなエディターで修正のほうがいいかも。
出来上がったePubの確認・キンドルプレビューアー
出力したePubはビューアーで開き、ちゃんと意図通りになっているか(縦書き・横書きが間違っていないか、目次はできているか、内容のチェックなど)を確認します。Kindle出版するものはキンドルプレビューアーで必ずチェックします。
オンラインのプレビューアーを使う方法はこちら↓が詳しいです。
他ビューアー
ePubはそのままで(Kindle本にしなくても)電子書籍としてPCやスマホで読めます。自分の作品をePubにまとめてスマホで読んだり、膨大なテキストの資料をePubにまとめて読みやすくしたりするなど、自家使用の用途で作ったものはお好きなビューアーを使って読めるのです。
表示がきれいで縦書きができるものを二つ。「自力でいちからEPUB形式の電子書籍を…」の記事で紹介されていたもの。bibiのほうはインストール要らずで使い方も超シンプルな日本製のアプリです。ブラウザで縦書きが読める!っていう感覚がいい。おすすめ。
Androidスマホ用のもので縦書き表示ができるものは少ない印象で、私が試した中でわりと良かったものはReadEraとReasilyです。
Reasilyは縦書き表示がとてもきれい。
一方、ReadEraは縦書きと横書きの変更、ページめくり方向の変更、テキスト読み上げ機能など、使い勝手がよさそうです。ただ若干文字の位置が変だなーという感じがあります(小さい「っ」が上の文字にくっついてるとか)。
時間をなるべく節約してePubを作りたい
なるべくならやり直しの時間をなるべく減らしたい。無限に続くかと思うようなやり直しはやる気を削ぎますからね。
ここでは初歩的な時間節約の方法を書き並べていきます。
タテ書き・文章主体(リフロー)のePubの準備
縦中横
小説など縦書きの文章が主コンテンツのとき、うっかり横書きと同じ調子で書いていて後で「あーめんどくさい」と思うことのひとつが、縦中横の設定。
このブログ記事のように横書きの場合、私は普段から数字はすべて半角で打ってるんですが、これやると縦書きにしたときに数字が横向きに寝てしまうので、マークダウン(html)で縦向きに変える指示を書き足さなければならないんです。
が、これは全角のアラビア数字で打てば、他の日本語の文字と同じように勝手にタテ向きになってくれます。
12345(半角)→12345(全角)
PTA(半角)→PTA(全角)
.(半角ピリオド)→.(全角ピリオド)
半角か全角かわかりにくいときは、ひらがなで入力して変換させると候補がでてきます。

二桁の数字は半角で打って縦中横にしたほうが見やすいと思いますが、1桁や、3桁4桁などは全角で打っておけば手間いらずです。長い英文字など、タテにしたくないものは半角で打てばOK。
そもそも、縦書きなので使えるところには漢数字を使うとよいですね。
まとめ:タテにしたい数字やアルファベットは全角英数で打っておく。
─をどうやって出す?
私はあまり使うことはなかったんですが、セリフの前とか後とかについてるやつ。「──」これ。
ダッシュというものらしいのですが、「だっしゅ」で変換すると候補に何種類か出てきたりしてわかりにくい。そして縦書きにすると縦向きになってくれなかったりすることがあったり、二つ続けるとスキマがあいたり、太めの棒になったり。
なんで、「けいせん」で変換しています。横書きのときに横線入れても、縦書きにすると縦線になってくれるみたいです。
改行、1行あける
でんでんコンバーターを使うことを前提として、マークダウンの改行の書き方による縦横のePub変換のされ方の違いを比べてみます。
ただ改行するだけなら、普通に改行すればそのように変換されます。改行した後に空行を挟まずに文章を続ければ「段落の中での改行」、空行をはさんだ場合は別の段落として扱われます。空行は、何行続けても1行分として扱われるようです。
まず、テキストの状態(変換前)。1行あけたもの、2行あけたもの、3行あけたもの、空行を入れるためのタグ(<p><br /></p>
)を入れたもの、です。




次は、でんでんコンバーターで同じ原稿を横書きと縦書きでePub変換したものを、Kindleプレビューアーで表示した画像です。わかりやすいように前後の行を選択したので背景がグレーになっています。
まず横書きを。1行も2行も3行も、1行空きになっています。タグを挟むと広く空きます。




次は縦書きを。1行あき、2行空き、3行空きともに改行されてはいますが空行は入りません。タグを挟んだときのみ、1行分のスペースがあいています。




まとめ:縦書きで空行を挟みたいときは、「空行・タグ(<p><br /></p>
)・空行」とする。
別の変換ツールでは結果が異なることがあるので確認してください。たとえば、Lemeで空行を挟んで横書き変換しても空行にはならず、縦書きと同じ結果になりました(詳細設定変更なしの場合)
加工前の原稿を保存しておくといいよ
最初に書いた純粋な原稿(タグとか入れてないやつ)はプレーンテキストの形で保存して、コピーしたやつにタグを書き入れたり改行いれたりするのがおすすめです。元の原稿、大事ですからね。(^^)
プレーンテキストで書けるエディターを使っている場合、単純にファイルを複製すればよいです。が、私のようにScrivenerなどのアプリを使って書いている場合も、その文面をまるっとコピーしてプレーンテキストエディタに貼り付けて、プレーンテキストの形で保存しておくといいと思います。
なぜかというと。
これはソフトによるところが大きいと思いますが(とくにScrivenerは日本語に対応していないので)、ソフトからエクスポート機能でマークダウンファイルなどを保存した場合、三点リーダーがピリオド3つになってしまったり、可能性として全角スペースが半角になったりすることがありえます。三点リーダーの件を次項で詳しく説明します。
三点リーダー(…)左寄り事件
どのアプリとか関係なく、以前は三点リーダーは縦でも横でもちゃんと中央に表示されていましたが、いつの間にか横書きでは下にくっついて表示されるようになっていました。何年前からだろう? 5~6年?もっと前?(たんにフォントの問題かもしれませんが)
このブログも、編集画面では中央に配置されていますが、ブログの記事を見ると下にくっついて表示されています。環境によりけりなのでしょうか。まあ、横書きの場合はそんなに気にならないんですけどね。
今回「消えたライブラリーの秘密」を縦書きでKindle出版したものを先ほど確認したら、…が左に寄っていました。縦書きで…が中央にないと、さすがに引っかかって内容が入ってきにくいですね。
この場合の結論を先に言ってしまうと、Scrivenerで書いていた原稿をマークダウンで出力した際、三点リーダーが「ピリオド3つ」に変換されてしまっていたんです。これって普通なんでしょうか? Scrivenerは日本語に対応していないので、三点リーダーを軽視しているんでしょうか。
プレーンテキストでは普通に三点リーダーとして変換されるので、プレーンテキストに改行タグや見出しを入れていくのが良いかと。マークダウン出力したものには、検索&置換で「…(ピリオド3つ)」を「…(三点リーダー)」に置換するのがいいと思います。(マークダウン記号としてピリオド3つを使っていないことを確認してね)
余談:でんでんエディターでePub変換する場合、行頭にピリオドがあるとその行が太字で表示されてしまうようです。仕様なのかどうか、説明を全部読む力がなくてわかりません。が、このおかげで三点リーダーがピリオド3つになってしまっていることが判明しました。(これご報告したほうがいいんでしょうか…)
私以外にも、三点リーダーが左に寄って困っている方がたくさんいらっしゃるようなので、ChatGPTに聞いてみました。

Scrivenerを使っていない日本人の方も三点リーダーが左に寄ってしまって困っている人がたくさんいます。ピリオド3つになっている、という以外に原因が考えられますか?

三点リーダー(…)が 縦書きのePubやKindle本で左寄りになってしまう 問題は、日本語組版の仕様や電子書籍のフォーマットの影響で、多くの人が悩んでいますね。Scrivener以外の環境でも発生することを考えると、以下のような原因が考えられます。
考えられる原因と対策
① フォントが全角三点リーダー(…)の幅を適切に認識していない
原因
- 使用しているフォントが三点リーダーを全角ではなく半角相当で処理している
- 特に 英語ベースのフォント では、三点リーダー(
…
)が 半角記号 扱いされ、左寄りになりやすい。
解決策
- 日本語対応のフォント(游明朝、源ノ明朝など)を指定する。
- ePubのCSSでフォントを指定:
body { font-family: "YuMincho", "Hiragino Mincho Pro", serif; }
② ePubのCSSで text-align: left;
が適用されている
原因
- KindleやePubリーダーのデフォルト設定で
text-align: left;
が適用されていると、行中の記号(…)が左寄せになりやすい。
解決策
- CSSで
text-align: center;
を指定:.leader { text-align: center; display: inline-block; width: 1em; }
- または、三点リーダーだけ
text-combine-upright
で調整:.leader { text-combine-upright: all; }
これで 三点リーダーが1文字分として扱われ、位置ズレを防ぐ ことができる。
③ 三点リーダーが2つ(……)のとき、間にスペースが入っている
原因
- Scrivener以外のツールでも 「……」の間に半角スペースが入ってしまう ことがある。
- たとえば、Wordや一部のMarkdownエディタで「…」を変換すると
…
(三点リーダー + 半角スペース) になることがある。
解決策
- 「…」が単独で置かれていないか確認
- 「……」の間に不要なスペースがないか検索&置換
- 検索:
…
(三点リーダー+半角スペース) - 置換:
……
(三点リーダー×2、スペースなし)
④ ePubリーダーやKindleの仕様によるもの
原因
- KindleアプリやePubリーダーのエンジンによって、句読点や記号の位置が強制的に左寄せされる場合がある。
- これは ePubのバージョンやリーダーのCSS制御によって変わる ため、手動調整しないと意図した表示にならないことがある。
解決策
- ePubのCSSで 三点リーダーの表示を強制的に中央揃え にする:
.leader { text-align: center; display: inline-block; width: 1em; }
- Kindle端末では、フォントを「明朝体」に設定すると改善することが多い
- ゴシック体よりも明朝体のほうが日本語組版のルールに忠実。
⑤ U+2026(三点リーダー)ではなく、ピリオド3つ(...
)になっている
原因
- Scrivener以外のツール(Word、Markdownエディタなど)でも 「…」が
...
に変換されることがある。 - これは Markdownの仕様 でもあり、一部のエディタ(特に英語ベースのもの)では
...
を三点リーダーに変換するかどうかを設定できる。
解決策
- ePub出力前に 「…」が
...
ではなく…
(U+2026)であることを確認。 - もし
...
になっていたら、一括置換する:- 検索:
...
- 置換:
…
- 検索:
まとめ:三点リーダーが左寄りになる主な原因
原因 | 解決策 |
---|---|
① フォントが対応していない | 日本語フォントを指定(游明朝、源ノ明朝など) |
② ePubのCSSで text-align: left; になっている | CSSで text-align: center; を適用 |
③ 「……」の間にスペースが入っている | スペースなしの …… に置き換える |
④ KindleやePubリーダーの仕様 | CSSで text-combine-upright: all; を指定 |
⑤ ピリオド3つ(... )になっている | ... を … に置換 |
次に試すべきこと
✅ ePubのCSSを編集して、三点リーダーの中央寄せを試す
✅ フォントを日本語対応のものに変更(游明朝や源ノ明朝など)
✅ 「…」が ...
(ピリオド3つ)になっていないか確認し、置換
✅ 縦書き対応のePubリーダーでプレビューを確認
**次回のePub編集で、事前にこのチェックリストを使うとトラブルが減るかもしれません!**💡
(ChatGPTの回答そのままなので、ご自身で確認してください。あんまり意味わかんないのもあるような気がします。)
三点リーダーには縦のものもあるので、どうしても表示がおかしい場合には縦三点リーダーを使うのもありかもしれません。「三点リーダー」と入力して変換候補を出すと、「… 三点リーダ」「︙ 三点リーダ(縦)」のように候補が二つ出てきます(Google日本語入力使用)。
ダブルクオート(❝❞)と爪カッコ(〝〟)
タテ書きでダブルクオート(❝❞)を使うと位置が変なので、爪カッコ(〝〟)を使うらしいですね。知りませんでした。
特定の段落に効果をつけるには、ブロック(div)で囲う
特定の段落だけ「背景色をつけたい」とか「上部を少しあけたい」というとき。divタグで囲って、スタイルを書き込んであげれば実現できます。
<div style=" ">ここに段落の中身を書く</div>
注意点として、divタグで囲った中身にはマークダウンが効かなくなってしまいます。改行や太字などすべてスルーされちゃうので、それを回避するために markdown="1"
を追加します。
引用(blockquoteタグ)などもブロック要素のタグなので同様にします。(でんでんコンバーターはmd=”1″でも大丈夫。)
<div markdown="1" style=" ">ここに段落の中身を書く</div>
もしこれでもマークダウンが効かないことがあったら、直接タグを書き込みます。改行(<br />
)など。
特定のブロックの上を二文字分くらいあけたい
たとえば、本文と区別したい場合とか? 最近の私の作品だと、幽体離脱中の主人公が語ってる部分を、上部を下げることであらわしています。
(縦書きの場合)このタグで囲んだ部分は、上部が二文字分下がる
<div markdown="1" style="margin-top: 2em"></div>
縦書き・横書き共通 背景色をつける
ひとかたまりのブロックの背景に色をつけたり、枠線をつけたりする場合。
htmlタグを直接書き込めばオッケーです。
引用部分の背景を薄いグレーにする<ブロック要素>
<blockquote markdown="1" style="background-color: #f0f0f0; padding: 15px;"></blockquote>
任意のブロックの背景を薄いブルーにする<ブロック要素>
<div markdown="1" style="background-color: #D9EFF9; padding: 15px;"></div>
任意のブロックに枠線をつける<ブロック要素>
<div markdown="1" style="border: 2px solid #7d7d7d; padding: 15px;"></div>
ブロックではなく、一部分の文字にだけ背景色を付ける場合はこちら。
任意の文字の背景を薄いブルーにする(ベタ塗り)
<span style="background-color: #D9EFF9;"></span>
インライン引用部分の背景を薄いグレーにする
<q style="background-color: #f0f0f0;"></q>
マーカー風のタグ(こんな感じです)はこちらです。
横書きの場合
<span style="background:linear-gradient(transparent 60%, #D9EFF9 60%);"></span>
縦書きの場合(右側にラインが来ます)
<span style="background:linear-gradient(to right, transparent 60%, #D9EFF9 60%);"></span>
「グラデーション・片方の色を透明に・境界をぼかさずピキッと分ける」という指定です。
マーカー風の背景色は、普通のePubではきちんと反映されますが、Kindle本では無視されて色がつきません。おとなしくベタ塗りのやつを使いましょう。
ePubを作る流れ(例)
縦書き(リフロー)
ePub作成に使うツールはでんでんコンバーター。Lemeのレイアウトよりこちらのほうが私は好き。
原稿はテキストで用意(拡張子はtxtでよい・ファイル名は半角英数・文字コードはUTF-8)。複数の原稿がある場合は順番に並ぶようにファイル名をつける。(01、02、などから始める)
見出しに(##)、1行あけたいところにタグ(<p><br /></p>
)、改ページしたいところに半角イコール3つ(===)を入れる。(でんでんコンバーターの場合、本文の見出しは##を一番大きいものとしてつけるのがよい。#は扉ページで本のタイトルに使われる)
連続する半角数字二文字および半角感嘆符二文字は自動縦中横が指定できるのでタグを入れなくても大丈夫。(意図しないところまで縦中横が適用されるのを避けたいときは、自動縦中横を指定せずに、個々に^(ハット)で指定する)
これは私が書いてる最低限の手抜き記法なので、ちゃんとしたい人はでんでんマークダウンおよびチュートリアルを参照のこと。(元原稿との差異を最小限に保ちたいためにこうしていますが、本来、段落内の改行と、別の段落にするときの書き方は分けるべきかもです)
表紙画像を用意。Canvaとか使うと画像加工アプリ持ってなくても文字入れたりできる
ファイルがそろったらでんでんコンバーターにアップロードしてePubにしてもらう。
Kindle本として販売したいときは、かならずKindleプレビューアーでチェックする
横書き(リフロー)
例1.でんでんコンバーターを使う
原稿はテキストで用意(拡張子はtxtでよい・ファイル名は半角英数・文字コードはUTF-8)。複数の原稿がある場合は順番に並ぶようにファイル名をつける。(01、02、などから始める)
見出しに(##)、1行あけたいところに空行を挟む、改ページしたいところに半角イコール3つ(===)を入れる。(でんでんコンバーターの場合、本文の見出しは##を一番大きいものとしてつけるのがよい。#は扉ページで本のタイトルに使われる)
これは私が書いてる最低限の手抜き記法なので、ちゃんとしたい人はでんでんマークダウンおよびチュートリアルを参照のこと。(元原稿との差異を最小限に保ちたいためにこうしていますが、本来、段落内の改行と、別の段落にするときの書き方は分けるべきかもです)
表紙画像を用意。Canvaとか使うと画像加工アプリ持ってなくても文字入れたりできる
ファイルがそろったらでんでんコンバーターにアップロードしてePubにしてもらう
Kindle本として販売したいときは、かならずKindleプレビューアーでチェックする
例2.Lemeを使う
原稿はテキストで用意。
空行を挟んだときの加工のされ方が、縦と横で同じになる(でんでんコンバーターの縦書きと同じになる)ので、そっちが好みのひとはこちらがよいかも。
あと、目次・扉・空白ページの位置など好きにできるようなので、そのへんも便利。
詳細は解説サイトで(読むとこ多くて全部よめてませんすみません)
例3.Scrivenerを使う
アプリから直接ePub出力ができ、リッチテキストの見た目ほぼそのままにすることが可能。ただし日本語には対応していない。ルビとかできない。
出力時にわりと詳細に設定ができるらしいのだけど、このへんの使い方の把握ができていないので何も書けない。
もしかしたらフォントも反映されるかもなので、ePub出力を考えているなら日本語フォントで書いたほうがよさそう(予想だけど)
Kindle本にする場合はフォントの問題は少ないかもだけど、ePubビューアーで見る場合フォントも反映される場合があるらしい。Scrivener出力とLeme出力とでんでん出力(古いやつ)がThoriumで見たとき全部別のフォントで表示されてたので
***
以下執筆中
コメント