はじめてのKindleペーパーバックを出版したときの手順を紹介した記事で、表紙画像PDF作るのにCanvaが使えないっぽい……と書きました。新規デザインで6,517×4,592pxと入れたら大きすぎてエラーになったからです。
でもどうやらCanvaが使えるらしいことがわかったので、その手順をまとめてみました。もちろん無料プランです。
表紙用のテンプレート画像をダウンロードしてある前提で進めていきます。
Canvaで表紙画像PDFを作る手順
ひとつお詫びしておかなければいけないのは、この方法で作ったPDFを私はまだKDPにアップロードして確かめていないこと。Canvaで表紙を作ってペーパーバック出版なさった方がいるということだけを頼みの綱(?)にして、Canvaで色々やってみた結果です。
次のペーパーバック出版で試してみようと思っていますが、本にするデータがないので、少し先の話になります。(-_-;)
カスタムサイズで単位をmmにする
Canva右上の「カスタムサイズ」をクリックし、単位をpxではなくmmにします。
次に、KDPからダウンロードした表紙テンプレート画像に書いてある「全体の寸法」の数値を入力します。私の場合なら、275.72mm×194.35mmです。
入力したら「新しいデザインを作成」をクリックします。
テンプレート画像をアップロードして配置
新しいデザイン作成画面になったら、左側にあるツールバーの「アップロード」をクリックし、テンプレート画像をアップロードします。
アップロードされた画像をクリックすると編集画面に配置されるので、大きさを調整してぴったり合わせます。
テキストを配置する
左側にあるツールバーのテキストをクリックすると、テキストの選択画面が出てきます。とりあえず見出しでもなんでもいいのでクリックして、テキスト編集画面に配置させます。
新しいテキストを入力します。
好きなフォントを選択します。次にこのテキストを縦書きにします。編集画面の上にあるツールバーの縦書きボタンをクリックします。縦書きボタンが隠れている時は、右にある三つの点が並んでいるボタンを押すと、隠れているボタンが全て現れます。
縦書きになったら文字の大きさを調整して、位置を合わせます。テンプレートの赤い部分にテキストがかからないようにします。
テキストを選択した状態でAltキーを押すと、周囲からの距離が表示されます。
表紙や裏表紙にも必要なテキストを配置します。バーコードの部分は隠れてしまうので、赤い部分同様、文字や大事な絵がかからないようにします。
配置したテンプレート画像を削除する
必要なテキストをすべて配置し終わったら、最初に配置したテンプレート画像を削除します。配置してある画像を右クリックで「削除」を選択するか、選択してデリートキーを押すと削除されます。
テンプレート画像を残したままにしておくとPDFにも画像が残ってしまいます。
画像を配置する
いよいよ画像を配置します。左側のツールバーの「写真」をクリックすると、写真がたくさん表示されます。キーワードを入れて検索することもできます。キーワードは日本語で大丈夫です。画像をクリックすると編集画面に配置されます。
王冠の付いているものは有料です(有料プランに入っていなくても、料金を支払うことで条件付きで使用できます)。
何も付いていないものなら無料で使えます。
配置されたら大きさを調整して位置を合わせます。はみ出しても大丈夫です。
左のツールバーの「背景」にも画像がたくさんあるので、ここからも選べます。
写真や背景以外に、素材から図形やイラストを選ぶこともできます。もちろん、自分で撮った写真や自分で描いたイラストをアップロードして使うこともできます。
ここではやっていませんが、画像やテキストには色々な効果をかけることができます。写真の色を調整して雰囲気を変えるなど、試してみると面白くて時間を忘れそうになります。
PDFをダウンロード
必要な物を配置し終わったら、PDFをダウンロードします。右上にあるダウンロードボタンをクリックして、「PDF(印刷)」を選択します。
チェックボックスは何もチェックせず、ダウンロードボタンを押します。
自分のパソコンにダウンロードしたPDFのプロパティを見てみると、ページサイズはほぼ入力したとおりになっています(小数点以下が少し丸めてあるようですが)。
フォントも埋め込みになっていました。
カラーがCMYKではなくRGBのようなのですが(カラーの確認方法が分かりませんでした)、一応これでペーパーバックの表紙画像PDFができました。
もしKDPにアップしてエラーにならなければ、ソフトを持っていなくてもCanvaで完結できるということになります。エラーにならないでほしい!
まとめ
Kindleペーパーバックの表紙画像PDFはCanvaで作れる!(かもしれない!)という嬉しい情報を記事にまとめてみました。
いつになるか未定ですが、試してみた結果も追記したいと思っています。
ペーパーバック出版の手順などはこちらの記事で解説しています。
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