【絵のこと】粘土遊びがしたくなった

お話の場面を絵に描こうとしているんですが、どうも思うように描けなくて。

リアルに人間を人間らしく描こうなんて思っちゃいないんです、ラクガキのあの人間でいいんです。あいつに動き回ってほしいんですよ。ただそれを頭の中の想像だけでうまく動かすことができなくて。

でもね、ちっちゃい実物がいたらそれをスケッチできる!って思いついた(笑)

てことで、近所のイトーヨーカドーで「こむぎこねんど」を買ってきました。5色が各50グラム、ヘラとローラーとビニールシートと説明書入り、対象年齢三歳以上。お値段315円。

「小麦粘土」は意外に使いやすい印象

十年以上前に粘土はさんざん使っていたのですが、そのときは焼いたり乾燥させたりして硬化した作品を作ることが目的でした。だから、石粉粘土、樹脂粘土、紙粘土、スカルピー、オーブン粘土、それからシリコン型をとるために油粘土を使いました。

でも今回の目的は、必要に応じて形を作ってスケッチして、いらなくなったら粘土のかたまりにもどすこと。だから、油粘土か、あるいはスカルピーやオーブン粘土を焼かずに使うかだ・・・でも当時の粘土はすべて処分してあったから、あらたに買わなきゃならない。

買うのなら、手が汚れなくて扱いやすい、値段も安い粘土がいいなあ。スカルピーは堅いし指紋に入り込んで取れにくくて手洗いが大変だったし(細かい造形にはとても向いていたけど)。

どんな粘土がいいのか?とネットで調べ、クレイアニメ用のカラフルな油粘土も気になるんだけど、とりあえず、ききなれない「小麦粘土」というのを入手。
小麦粘土って昔はなかったよねぇ、幼稚園では油粘土だったよねぇ??と思いつつ。記憶に自信がなくなってきた。

使い心地はというと・・・
よいと思う点は、

  • すぐに乾燥して固まったりしない
  • べたべたしない、手が汚れない、手にやさしい感じがする
  • ヘンな弾力が少ないから形を保ってくれやすい
  • 柔らかい、ふにふにで気持ちが落ち着く(感想には個人差が…)

あまり良くないと思う点は、粘着力が弱いので、胴体にあとから腕や足をつけようと思ってもすぐ取れてしまうところ。

でも、接着もなんとか工夫すればいいと考えれば用事が足ります。これが硬くなって使えなくなってしまったら次を考えればいいということで。

で、手を、作ってみました。
手を描くのは難しいです。自分の手を一生懸命スケッチするのが本当なのでしょうが、これだったらいろんな角度から見れるし、自分の手よりかわいいし(作るのも楽しい。笑)、楽しくスケッチできます。

手を作るのは難しく思えるけど、意外に簡単にできます。薄くした粘土を手芸用の小さいハサミを使って切りこみを入れたり切り取ったりして作ります。この写真の手部分の長さは、手前の大きいので2cmくらいです、たぶん。測っておけばよかった。

そして、遊んでいたら夕方になっちゃいました。散歩に出ていれば、きっとこんな感じだったな。

人の形を作るときにはいつものラクガキの形をイメージします。でもそのイメージもまだ自分の中で迷いがあって、体のバランスがはっきりきまらないのです。すうっと落ち着くバランスがまだ見つからない。

絵を描きながらよりも、こうして粘土で試しながらのほうが、「モノ」としての落ち着くバランスを確かめられていいな、とも感じました。

大きさの比較のために、メガネを置いてみました。

つい、ラクガキと同じような大きさになっちゃうんだよね。もっと大きく作れば手も作りこめるんだけど、気持ちがそれを許さないというか。(笑)

そして、丸めてケースにしまってふたをして、

あ! スケッチし忘れたぜ。


ゆうべ、粘土のことを調べていて、クレイアニメもいっぱい見たんです、ユーチューブとかで。(なぜかホラーが多かった・・・)

あれは骨組みも必要?みたい。私も骨組みを工夫してみたいんだけど、小麦粘土は骨の上に盛りつけるのには向かない気がするので、クレイアニメ用の油粘土をやっぱり試してみたいな、とか色々な思いが頭の中をぐーるぐるしています。

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この記事を書いた人
たまに、加賀 一
そだ ひさこ

子ども時代はもちろん、大人になっても昔話好き。
不調で落ち込んでいた30代のある日。記憶の底から突如、子ども時代に読んだ昔話の場面がよみがえる。その不思議さに心を奪われて、一瞬不調であることを忘れた。自分は昔話で元気が出るんだと気づいた。

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