【絵のこと】粘土の人を作る・1 石粉粘土と油粘土を入手、クレイトーンの使用感

「ちゃんと自立する粘土の人」の制作過程がしばらく続くことになると思います。
どうぞよろしくおつきあいください。ぺこり

粘土の人はどうやって立たせるのか

これまでの記事「粘土遊びがしたくなった」と「今日のスケッチ・粘土の人 」でわかったことは、小麦粘土は入手しやすくて、扱いやすく手も汚れない、とてもいい粘土だけれど、10cmくらいの人を作って立たせるのはほぼ無理ということ。

柔らかい粘土なので細長いものを作って立たせようとしても自分の重みでヘナヘナとまがってしまい、手につかないほどさらっとしているので芯材にもくっついてくれないのです。

小麦粘土ですべてまかなうのはやめて、油粘土や石粉粘土などの芯材が使える粘土で人を作ることにしました。手が汚れるのは仕方がないと思ってあきらめます。

というわけで、ホームセンターの園芸用品コーナーで柔らかめのワイヤーを買ってきて、設計図をかいてペンチで切ったり曲げたりして、ああでもないこうでもないと妄想しているうちに、アマゾンでポチしておいた粘土が届きました。調達した粘土はこちらです。

油粘土と石粉粘土を入手

パジコ「ラドールプレミックス」という石粉粘土と、Van Aken「プラスタリーナ」という油粘土。

石粉粘土は乾燥すると硬くなり、カッターや彫刻刀で削ったり、やすりがけをしたりできます。再度粘土を盛り付けることもできます。

油粘土は硬くならないので、長い時間形を作っていても大丈夫。

パジコ ラドールプレミックスの裏書。たくさん種類のある石粉粘土ですが、商品の説明文やアマゾンのレビューを参考にしてこれを使ってみることにしました。

ワイヤーの骨組みの、胸部分と骨盤部分と頭部をこれで作って、乾燥させて硬化させ、水分油分から保護するためにニスを塗って、その上から油粘土を盛り付けて形を作っていこうと考えています。

芯材としての使用量はごくわずかですが、後々、全部をこれで作って色も塗って「人形」として仕上げたいと思わないとも限らないので(いや、きっとその気になるだろうな)、そのときのために質の良さそうなのを選びました。

プラスタリーナは、クレイアニメ用のクレイトーンという粘土と同じもの。小さなものがクレイトーン、大きなものがプラスタリーナです。

小さなものひとつではちょっと足りなそうだったので、プラスタリーナのほうを買いました。色も迷いましたが白にしました。

ちなみに、65度で溶けるので、シリコン型に入れて形を作ることもできるとか。

プラスタリーナ(クレイトーン)を使ってみる

とりあえず、使ってみるということで、プラスタリーナを開封。粘土の使い心地に対する感想は人それぞれ、何を求めるかによって評価も変わるので、自分で使ってみるまではわからないのが正直なところ。

これを使ってみて「白いスカルピー(プリモだったかな?)」がすごく柔らかくなったみたいだと感じました(スカルピー使ったことない人すみません。でもまっさきに思ったのがこれ)。
硬さゆえに指が痛くなり、洗ってもなかなか指紋に入り込んだやつがとれなかった白スカルピーでしたが、これは柔らかくて洗えばちゃんととれるアレだ、という感じ。手触りがそんな感じです。

しかもかなり柔らかいので、手足など細いパーツは芯材必須。芯材なしで足を作ったら、小麦粘土以上にヘナヘナになりました。2cmの手のひらも、へたってしまいます。細かいところは他の粘土で作って使うしかなさそう。
発色がきれいで、かたくならないというところがクレイアニメ向きということなのかな。

ワイヤーが転がってたので、足を作ってみました。芯材にはよくくっついてくれるので、芯材を使えば細い足のようなパーツもさほど苦労なく作れそうだと感じました。

弾力はほとんどないようで、押せば押したまま、ならせばならされたままの感じです。多少ベタベタとひっついてくる感じがあるので、そのへんうまく扱えればオッケーかな・・

ラドールプレミックスの使用感などは、次回の記事で。

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この記事を書いた人
たまに、加賀 一
そだ ひさこ

子ども時代はもちろん、大人になっても昔話好き。
不調で落ち込んでいた30代のある日。記憶の底から突如、子ども時代に読んだ昔話の場面がよみがえる。その不思議さに心を奪われて、一瞬不調であることを忘れた。自分は昔話で元気が出るんだと気づいた。

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