短編小説を書いてます!
無料期間の確認もこちらでどうぞ

Kindle本 新刊・既刊のおしらせ

【お話作り日記】童話という言葉

まえから迷っていたこと。

はじめは自分の作品を、創作した昔話という意味合いをこめて「小昔話」と呼んでいたのですが、どうも伝わりにくいらしく、みなさまからは「童話」と言っていただくことがほとんどでした。自分でも電子書籍サイトなどのジャンル登録では迷った末に「童話」に登録していました。最近は自ら「童話」と呼び、こどもさん向けの挨拶文らしきものを先日閉鎖したサイトに書いたりしてました。
どこか、すこーし引っかかりながら。

問題は作者の態度です。
私は「子どものために物語を書こう」と思っているわけではないのです。

「昔の自分に」という気持ちはありますが、でも昔の自分は今大人になってこの物語を読むわけで、心底純粋に「今子どもでいる子どもたちに向けて良い物語を贈ろう」と思っているわけではないのです。
それなのに、この「童話」という言葉。
「子どものための健全な物語」というイメージしかないように思えて仕方がない。

これからもっと不健全な方向に進んで行きそうな私のインチキ昔話に、これ以上自ら「童話」という言葉を使うのはやめようと思いました。
小昔話というのも伝わりにくいのでやめます。塑田久子の創作昔話ですと説明すればすんなりわかってもらえる、よね。

今日は「童話」という言葉にたいする私のちょっとうしろめたい気持の告白、でした。

2021.12 追記

「昔話」の意味
昔から語り継がれてきた(主として、祖父母が囲炉裏端で孫たちに語って聞かせた)物語。口承の物語。時代・場所・人物を特定しない架空の話。「耳で聞く物語」としての昔話の文法が存在する。

昔話にたいする「再話」の意味
実際に語られていたもの(昔の言葉や土地の言葉だったりする)を、今の子供達がわかるような文章にする。昔話の文法に照らし合わせながら、自分の言葉で、自分が語れるように再話しなおす。

*  *  *

この記事を書いた人
たまに、加賀 一
そだ ひさこ

子ども時代はもちろん、大人になっても昔話好き。
不調で落ち込んでいた30代のある日。記憶の底から突如、子ども時代に読んだ昔話の場面がよみがえる。その不思議さに心を奪われて、一瞬不調であることを忘れた。自分は昔話で元気が出るんだと気づいた。

そだ ひさこをフォローする
昔話のまわりをうろうろする
シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました