【おにぎりみたいなお話作り】一番大事な「筋(すじ)の明快さ」

昔話はとてもわかりやすい筋を持っています。何か解決しなければならないことがあって、それが最後に解決され「めでたしめでたし」で終わるのが、誰でもすぐに思いつく昔話のパターンだと思います。
そして、昔話で一番大事なものは、筋書きです。登場人物ではありません。だから筋がわかりやすい事は昔話の必須条件なのです。

聞き手(読み手)が「お話を聞く(読む)」ときに期待するのは、「あー面白かった!」という満足感です。
お話の中で示される課題『片付けなければならないこと』が、お話の最後に『きちんと片付く』のを期待しているのであり、その期待がかなえられれば、満足感を得られます。
片付き方は色々です。主人公の幸せであったり、悪が滅びて不安から解放される事であったり、小さな出来事が繰り返された後の楽しい結末であったり、あるいはまた悲しい結末であったり。

この『片付けなければならないことがきちんと片付く』ことは、まさに筋そのものです。
そして「片付く」ことによる満足感はきっと、おいしいご飯や、うれしいおやつを食べ終わって、最後にお茶をごくんと飲んで、すとんと心が収まるような、そんな感じなのだと思うのです。

2013.6.14追記

昔話の特徴などについては、別サイトの「昔話の様式ってこんな感じ」、「文献を自分なりに解釈してみた」にも書いています。

この記事を書いた人
たまに、加賀 一
そだ ひさこ

子ども時代はもちろん、大人になっても昔話好き。
不調で落ち込んでいた30代のある日。記憶の底から突如、子ども時代に読んだ昔話の場面がよみがえる。その不思議さに心を奪われて、一瞬不調であることを忘れた。自分は昔話で元気が出るんだと気づいた。

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