はい。またやってます。夕日を見つめる三毛猫でさんざんやったんですが、あれってプルダウンメニューで出てくる汎用モデルか、プラットフォームモデルだったんですよね。
コミュニティモデルにはもっといろんなモデルがありまして、気になるものは試すんですが、数が多くて、違いがいまいちつかみきれない……
各モデルで画像を生成してみて資料にまとめました。数が多くて記事だと見にくいけど、本だと見やすいのでKindle本にしました。Unlimited対象なのでどうぞご利用ください。
白いユリのある風景 – Leonardo.Ai生成画像サンプル
リンクは最下部にもあります。
コミュニティモデルも含めたモデル比較
Community Modelsも汎用モデルもすべてを比較するわけではなく、「癒やしの風景」を生成してくれそうなものを選んでテストしました。癒やされるかどうかは私の好みです。
一回目のプロンプト「月が 1 つある月明かりの風景」(本には不使用)
プロンプト:
moonlit landscape with a single moon, masterpiece, best quality, 4k, (+Instance Prompt)
日本語訳:
月が 1 つある月明かりの風景、傑作、最高品質、4k、
ネガティブプロンプト:
worst quality, low quality, low res, cropped, signature, watermark, username, artist name, text
日本語訳:
最悪の品質、低品質、低解像度、トリミング、署名、透かし、ユーザー名、アーティスト名、テキスト
プロンプトについて。
「ゴールデンアワー」のときに使った「Golden hour, photo, 4k,」みたいにしようと思いました。しかし今回、画風の限定をやめるためにphotoを除外し、クオリティに関するプロンプト「masterpiece, best quality」を追加しました。「moonlight, masterpiece, best quality, 4k」です。
傑作、最高品質、とかを入れると明らかに画像の質が上がりました。
人物を除外するプロンプト、月をひとつだけにするプロンプト
それから、モデルによっては(おもにAnime Pastel Dream)人物が必ず入り込むので困りました。プロンプトには人物について何も書いていないので、プロンプトマジックを使うと人物の出現度は減ります。けど、普通に生成しても人物が出てこないようにしたい。
ネガティブプロンプトにhumans, people, とか書けばいいんじゃないかと思ったんですが、余計に出現率が上がりました。人物についての言及をすると、ネガティブプロンプトであっても「人物」を意識してしまうのかなという気がします。
で、ネガティブプロンプトに人物についての言及をいっさいせず、プロンプトのほうに「scenery only(風景のみ)」と入れてみたんです。そうしたら、見事に風景だけになりました。しかし「background only(背景のみ)」にすると人物が登場します……、backgroundの解釈が謎です。
品質以外のプロンプトが「moonlight」だけなのは、さすがにモデルに丸投げしすぎかなーと思ってはいましたが、夕日のときはわりといい絵ができていたんですよね。ただ、月明かりになると、月がいくつも空に浮かんでいる絵がたくさんできてくる。なので、まずは月を一つにするプロンプトを入れることにしました。
「Moonlight from only one moon」というのを考えまして(日本語をグーグル翻訳した)、ChatGPTに確認してみました。「改善点があるとしたらどこですか?」って。文法が不正確だと画像の質に影響がでるらしいので。
「Moonlight from only one moon」というプロンプトは、画像に月が一つだけ表示されることを明確に指示しています。このプロンプトは、基本的には適切で、月が複数表示されるのを避けるのに役立つと思います。ただし、さらに改善するためには、以下の点を考慮すると良いでしょう:
- 明確性の向上:「only one moon」というフレーズは十分に明確ですが、「single moon」と表現することでさらに明確にできます。これにより、AIが「一つの月」のみを画像に含めることをより強く示唆します。
- シーンの具体性:画像にどのようなシーンを含めたいかを具体的に指定すると、望む結果に近づくことができます。たとえば、「peaceful night landscape illuminated by the light of a single moon」というプロンプトは、平和的な夜の風景で、一つの月の光によって照らされていることを表します。
- 冗長性の排除:「moonlight」はすでに「moon」からの光を意味するので、「from only one moon」と付け加えることは少し冗長に感じるかもしれません。代わりに「moonlit landscape with a single moon」というようにシンプルにすることもできます。
これらの点を考慮に入れてプロンプトを調整することで、AIがより正確にあなたの要望を解釈し、期待に沿った画像を生成する可能性が高まります。
最後に提案してくれた「moonlit landscape with a single moon」を採用したわけです。landscapeが自然の風景に限定されてしまいそうで心配なんですが、いちおうこれで再度生成してみましたら、月が複数出てくる確率はぐんと減りました。でも出てくるモデルは出てきます。
で。これ入れて、scenery onlyは入れてなかったんですが、Anime Pastel Dreamで普通に生成しても人物なしの風景が出てきました。なんと!!
考えてみれば、ムーンライトとだけ書いてあったらデフォルトで人物入れるモデルは人物に月の明かりをあてますよね。月明かりの風景と書いてあげれば、ああ風景ねって理解してくれるんですよね。さっきのsceneryも風景だもんね、、風景に人物への言及がなければ風景だけを描いてくれるのね。
簡単なことでした。横着しすぎ。言わなきゃわからん。
しかしこれでも人物が入り込むモデルがあります。john bauerの雰囲気とか好きなんですけどね。^^;
公式のプロンプト解説貼っておこう。
あと、使い方詳細も。(Expanded Domainは今はないみたいです)
アルケミーについてさらに詳しく。アルケミーV2はXLモデルに、色々設定できるのはアルケミーV1でその他モデルに使うのだったのね。
二回目のプロンプト「白いユリ、小さな家、青空」
なぜ2回めがあるかというと、1回目のプロンプト「月が 1 つある月明かりの風景」で出てくる風景がイマイチだったから。w
それと、こちらのほうが各モデルの個性がわかりやすかった。では詳細を。
プロンプト:
White lily, small house, blue sky, landscape, yellow butterfly, masterpiece, best quality, 4k, (+Instance Prompt)
日本語訳:
白いユリ、小さな家、青空、風景、黄色い蝶、傑作、最高品質、4k、
ネガティブプロンプト:
worst quality, low quality, low res, cropped, signature, watermark, username, artist name, text
日本語訳:
最悪の品質、低品質、低解像度、トリミング、署名、透かし、ユーザー名、アーティスト名、テキスト
プロンプトの「masterpiece, best quality, 4k(傑作、最高品質、4k)」は入れるのと入れないのとでは本当に仕上がりが違うので、クオリテイに関するプロンプトを追加するのおすすめです。トークンかからんし。
Instance Prompt(インスタンスプロンプト)は、モデルによって設定されている場合はそのプロンプトを追加します。コミュニティモデルは必ず設定されています。追加することによってその言葉がトリガーとなりモデルの特徴が発揮されます。入れなくても画像は生成されますが、そのモデルらしさが出ないことがあります。
ネガティブプロンプトは1回目と同じものを入れてます。
テスト生成
1回目の月明かりの風景の生成は途中でやめました。理由ですが、
アルケミー使うとLeonardo Diffusion XLっぽくなるよね??
って思って。似たような結果になるのにトークン消費量多いんでもったいなくなりました。プロンプトのせいもあるかもしれないんですが。
これならコミュニティモデルでアルケミー使うより、Leonardo Diffusion XLでプロンプト工夫してそのモデルっぽい画風を作る方がいい絵ができるかもしれない。
モデルによってはアルケミーでもその特徴を維持して良い絵ができる場合もあるのですが(ペーパークラフト系とか)、とにかく、飽きました……^^;
2回め:
各モデル、推奨サイズ・ノーマルモード・インスタンスプロンプトなしとありで2枚ずつ生成。
- ノーマルモード:スタイルNone。
- ノーマルモード:インスタンスプロンプトあり、スタイルNone。
インスタンスプロンプトの設定がないモデル(汎用モデル、プルダウンメニューで出てくるやつ)は1のみで生成。
コミュニティモデルは、インスタンスプロンプトなしで出てくる絵のほうがいいねっていうこともあったので、両方試しました。たぶんトレーニングしたベースモデルのStable Diffusionの絵なのかな?って思いますが。
枚ずつではサンプルが少ないかもと思いましたが、まず雰囲気を見るのには少なくてもいいかなと。実際に作りたい絵があって、それに近づけるとなったら何度も何枚も生成する必要はあると思います。
アルケミーのプリセットテスト
アルケミーは消費トークンが多くてドキドキしますが、仕上がりも良くなります。さらにプリセットを選ぶことができて、思っているイメージに近づけやすくなります。
13種類あるのですが、そのうち2つはXLモデルしか使えません。
ドリームシェイパーv7で11種類、レオナルドデフィージョンXLで2種類をテストしてます。
エレメントのテスト
エレメントは追加トークンなしで雰囲気を調整できる便利な機能です。ただ、XLモデル対応4個・1.5モデル対応13個・2.1モデル対応1個、と使えるモデルが限られるのがちょっと残念。とくに2.1モデルはSurreal Collageしか使えない。
アニメパステルドリーム、レオナルドデフィージョンXL、ウォーターカラースケッチで各エレメントをテストしました。
正直、これびっくりしました。使い方によっては独特の世界が作れそうです。
プロンプトでラフなドローイングにできる?
たぶんできると思うのですが、プロンプトづくりがまだ下手くそでよく理解していないので限られたモデルでしか実現できませんでした。いや、実現できたといっていいのだろうか。
もっとテストを重ねたいところだったのですが、きりがないのでいったんKindle本にまとめました。というか急に体調が悪くなって「やばい、やりかけのまま死にたくない」と思ったんです。笑^^;
12/8に起きていられない状態だったんですが、なんとか回復してきたのでまた続けられそうです。どうかご心配なく。
まとめ
記事内での情報がほぼ皆無ですみません。^^;
さきほど出版がすみましたので、Unlimitedご利用の方は無料でご利用ください。また、3ヶ月に一度ですが無料期間を設けるので、無料期間にダウンロードしていただければお金がかかりません。無料期間の告知はブログ上部の「Kindle本・紙の本」で行っています。
白いユリのある風景 – Leonardo.Ai生成画像サンプル
まとまりのない記事ですみません。お読みいただきありがとうございました。
みなさん、お身体ご自愛くださいね。
コメント
ゴールデンアワーが写実的な表紙なのに比べて、こちらはアニメ風ですね。
館の扉を開けてハイジが出て来るような気がしました。
お体はもう大丈夫なのでしょうか。
どうぞくれぐれもご無理なさらず。
お互い心と身体を労わって、長く創作を続けましょう。
いつもとても励まされています!
コメントありがとうございます!
そうですね、あの位置の窓はハイジっぽいですね。
アニメを見て育っているせいなのか、アニメっぽい雰囲気になぜか心地よさをおぼえます。
いろんなモデルを試してみて、アニメがいちばんいいなぁと感じたのですが、これはじつはちょっと意外でした。
はい、急に腹痛に襲われて一日動けなかったんですが、回復して今は元気にしております。
ご心配おかけしました。
お互いに本当に身体をいたわりましょうね。
いつもコメントありがとうございます。