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【Leonardo.AI】Nano Banana(ナノバナナ)が使える!無料ユーザーもOK、40トークンで

2025.9.7 新情報です! Leonardo.AIでNano Banana(ナノバナナ)が使えるようになっていました。無料ユーザーも使用可能、消費トークンは40です。
公式の記事はこちら:Nano Banana (Gemini 2.5 Flash Image)

急遽動画を回しておりますのノリで、記事を書いております。(笑)

先日、Leonardo.AIの新モードにようやく足を踏み入れたよっていう記事を書いたばかりなんですが。描き終わった直後に、あの「Nano Banana」が加わっていました。

びっくりです! そして嬉しいです。

なので、「Nano Bananaをちょっと使ってみました&前記事の補足」っていう短い記事ですが、ぜひ共有したいと思います。前記事で紹介できなかった「Ideogram 3.0」にも触れています。

Nano Bananaとは

Googleからすごいヤツが出た!ってちまたで騒がれている(ネット検索で記事や動画がたくさんでてきます)ので、聞いたことある!っていう方も多いと思います。

Leonardo.AIの公式の記事で機能や使い方が説明されております。↓

Nano Banana (Gemini 2.5 Flash Image) | Leonardo.Ai Help Center
Feature release: Nano Banana, a state of the art model for editing and generating images.

前記事ではインラインエディターの紹介は詳しくしませんでしたが、出来上がった画像を開いて直接プロンプトを入れたり参照画像を追加したりしながら編集をすすめられる機能です。このインラインエディターで使えるモデルが現在Leonardo.AIでは三つ「FLUX.1 Kontext、GPT-Image-1、Nano Banana」です。

イメージリファレンス(Image Reference)が使えるモデル、とおぼえておけば一覧ですぐわかります。

※References the visual style and composition of an image to influence the output.
→ 画像のビジュアルスタイルや構図を参照して、生成結果に反映させます。

Image Reference を試してみる

インラインエディターではなく普通の画像生成で、「イメージガイダンス」の「イメージリファレンス Image Reference」を試してみました。

まず、参照画像がこちら。

次に、プロンプトがこちら。(Claude作成)

Add watercolor-style colors to this pencil sketch of faces, diverse group of people with natural skin tones, varied hair colors, keep the original line work visible, soft pastel color palette, children’s book illustration style

Google日本語訳:この鉛筆画の顔に水彩画風の色を加え、自然な肌の色合いの多様な人々のグループ、さまざまな髪の色、元の線画を見えるようにする、柔らかいパステルカラーパレット、児童書のイラストスタイル

要するに、「この絵に色を塗ってね」っていう指示です。ではいざ!

Nano Banana

参照強度の選択肢がありませんでした。

指示通りの結果が出てきました。でもこれ、オドロキの結果でした。他のモデルを見るとわかります。

FLUX.1 Kontext

参照強度:mid(中)

GPT-Image-1

参照強度:mid(中)

プロンプトでもっとちゃんと説明しないとだめなのかなーと思ったりするんですが(GPT-Image-1とFLUX.1 Kontextの結果)、それでも意図をくんでくれるNano Bananaはすごいんだなぁと思います。この三つのモデルの中でトークンも最安なので、使う機会は多いと思います。

他のモデルでコンテンツリファレンスを試してみる

次に、「イメージガイダンス」が使えるモデルで「Content Reference コンテンツリファレンス」にて、同じ参照画像とプロンプトを試してみました。(エラーになるものがあったので全てではありません)

※References the form and content from the input image to guide your image generation.
→ 入力画像の形や内容を参照して、画像生成を導きます。

Lucid Origin

参照強度:mid(中)

Lucid Realism

参照強度:mid(中)

Flux Dev

参照強度:mid(中)

Flux Schnell

参照強度:mid(中)

Leonardo Phoenix 0.9

参照強度:mid(中)

レガシーモデル:Illustrative Albedo (AlbedoBase XL)

参照強度:mid(中)

レガシーモデル:Leonard Lightning (Leonardo Lightning XL)

参照強度:mid(中)

レガシーモデル:Anime (Leonardo Anime XL)

参照強度:mid(中)

イメージリファレンス・コンテンツリファレンスを使った感想

イメージリファレンス:
Nano Bananaはいちばん使いやすそう、GPT-Image-1とFLUX.1 Kontextはそれに準じる感じ(猫と小鳥がちゃんと残っているなど、もとの画像がちゃんと参照されている)。

コンテンツリファレンス:
他のモデルは、でてくる画像の画風・特徴をふまえていろんな使い方ができそうだと思います。猫と小鳥がいなくなったりしてるのは残念だけど。

前記事の補足:水彩画とキャラクターイラスト

こちらの記事で触れられなかった「Ideogram 3.0(9/3追加されたもの)」「Nano Banana」について、水彩画とキャラクターイラストを同じプロンプトで生成してみました。前回同様、一枚ずつ生成したのでシード値は変化しています。

Ideogram 3.0は、外部の画像生成AI

こちらの記事で詳細にわかりやすく説明してくださっております!
文字を含む画像(ポスターやロゴなど)の生成に強いとのこと。

画像生成AI「Ideogram 3.0」とは?使い方・料金・商用利用 | AIは最高の相棒 - Ai-Bo
「Ideogram 3.0」は、テキストを入力するだけで高品質な画像やロゴ、ポスターまで自動生成できる画像生成AIです。 「Ideogram 3.0での画像生成を試してみたいけど使い方がわからない」「有料プランもあるみたいだけど無料で使えな

Nano Bananaもそうですが、Leonardo.AI以外の画像生成AIがLeonardo.AI内で使えるようになっているんですね。Ideogram 3.0、GPT-image-1、FLUX.1 Kontext、Flux Dev、Flux Schnell。

複数のモデルをまたいで使える?というか。サービスを切り替えることなく、別のモデルで作った画像をNano Bananaで変更したりできますね。

それぞれのサービス元へリンクしておきます。

FLUXシリーズ
GPT-image-1
Ideogram 3.0
Nano Banana

Leonardo.AI独自のモデルは?

PhoenixシリーズはLeonardo.AI独自のモデルのようです。

Leonardo Phoenix Model | Leonardo.Ai Help Center
Feature Release: Introducing Phoenix by Leonardo.Ai

Lucid Origin(Lucidシリーズ)もLeonardo.AI独自モデルのようです。

Lucid Origin | Leonardo.Ai Help Center
Feature Release: Lucid Origin, a new model built by Leonardo.Ai.

画像比較その1:挿絵用水彩画

プロンプト:Japanese schoolboy walking home, watercolor illustration, loose brushstrokes, flowing colors, afternoon sunlight, school bag on shoulder, cherry blossom petals in the air, nostalgic atmosphere, children’s literature art style, warm and inviting colors, traditional painting technique

グーグル日本語訳:家に帰る日本の男子生徒、水彩画、ゆるやかな筆遣い、流れるような色彩、午後の陽光、肩にかけたランドセル、空中に舞う桜の花びら、ノスタルジックな雰囲気、児童文学風の芸術スタイル、温かく魅力的な色彩、伝統的な絵画技法

Nano Banana

画像比率選択・クオリティ選択がありませんでした。

  • 作成画像サイズ:1024 x 1024px
  • 必要トークン:1枚→40、2枚→80、3枚→120、4枚→160
  • スタイル:デフォルトはDynamic

スタイルの種類
3D Render:3Dレンダー(3DCGでレンダリングしたような質感)
Acrylic:アクリル(アクリル絵の具風の筆致・質感)
Creative:クリエイティブ(芸術的・独創的な表現)
Dynamic:ダイナミック(迫力や動きのある雰囲気)
Fashion:ファッション(雑誌や広告のようなスタイリッシュさ)
Game Concept:ゲームコンセプト(ゲームのコンセプトアート風)
Graphic Design 2D:グラフィックデザイン2D(平面的なデザイン、イラストやポスター的)
Graphic Design 3D:グラフィックデザイン3D(立体的なデザイン、モデリングや3D表現を活かしたもの)
Illustration:イラストレーション(手描き風、絵画や漫画的な表現)
None:なし(スタイル指定なし)
Portrait:ポートレート(人物肖像画や人物写真風)
Portrait Cinematic:ポートレート・シネマティック(映画的な雰囲気のポートレート)
Portrait Fashion:ポートレート・ファッション(ファッション雑誌風のポートレート)
Pro B&W photography:プロのモノクロ写真(本格的な白黒写真の質感)
Pro color photography:プロのカラー写真(鮮やかで高品質なカラー写真風)
Pro film photography:プロのフィルム写真(フィルムカメラ特有の質感をもつ写真風)
Ray Traced:レイトレース(リアルな光の反射や影を計算した3Dレンダリング風)
Stock Photo:ストックフォト(素材写真風、汎用的で現実的)
Watercolor:水彩(水彩画風のやわらかな筆致・にじみ)

Ideogram 3.0

  • 作成画像サイズ:1312 x 736px
  • 必要トークン(サイズなどにより変動):1枚→35、2枚→70、3枚→105、4枚→140
  • スタイル:デフォルトはDynamic

スタイルの種類
Cinematic:映画風(映画のワンシーンのような雰囲気)
Creative:クリエイティブ(芸術的・独創的な表現)
Dynamic:ダイナミック(動きや迫力を強調した表現)
Fashion:ファッション(雑誌や広告っぽいスタイリッシュな雰囲気)
None:なし(スタイル指定なし)
Portrait:ポートレート(人物写真や肖像画風)
Stock Photo:ストックフォト(素材写真風、汎用的で現実的)
Vibrant:鮮やか(色彩が強く、活気あるイメージ)

画像比較その2:ストックイラストの人物素材

プロンプト:young Japanese child, full body standing pose, relaxed casual stance, t-shirt and jeans, simple line art illustration, minimal clean design, black outline style, bright cheerful colors, transparent background, no background, isolated character, png style

グーグル日本語訳:若い日本人の子供、全身立ちポーズ、リラックスしたカジュアルな姿勢、Tシャツとジーンズ、シンプルな線画イラスト、ミニマルでクリーンなデザイン、黒のアウトラインスタイル、明るく元気な色、透明背景、背景なし、キャラクターの分離、PNGスタイル

Nano Banana

Ideogram 3.0

水彩画とキャラクターイラストの感想

「Nano Banana」「Ideogram 3.0」ともに、生成画像はとても優秀だと思いました。

キャラクターイラストは他の新モデル同様、子どもだと認識しやすいものでしたし、シンプルな線画というプロンプトも活きています。

Nano Bananaはキャラクターイラストに少しバリエーションがみられます。カラーリングでちょっとびっくりしましたが。水彩の方はとても雰囲気が良いです。ランドセルを理解していないのはイメージリファレンスで修正できそうなので許容範囲かと思えます。

Ideogram 3.0はキャラクターイラストでバリエーションがつきにくく、それが逆に使いやすさにつながりそうです。
水彩画の方はスクールボーイではなく女の子になっていたり、ランドセルも描けていなかったりしましたが、水彩画としての雰囲気は良いと思います。

おまけ:Nano Bananaパンケーキ

さんざん試したパンケーキの画像ですが、Nano Banana+簡単なプロンプトで水彩画にしてみました。

参照画像

プロンプト:Make it a watercolor painting with pencil outlines to add a delicious touch.(鉛筆の輪郭線を持った水彩画にしてください。美味しそうな雰囲気を加えてください。)

生成画像

参照画像への忠実度が半端ないです。プロンプトにパンケーキと書いてないんですがパンケーキになってます。

まとめ

9月になって新登場した二つのモデル、どちらも優秀なもので、Leonardo.AIの使いやすさがぐっとアップしたと感じます。

たくさんの画像生成テストのためにトークンをいっぱい使って、5日目でもう残り半分になってしまいました(笑)。でも、どんなふうに使っていけばいいかが少し見えてきた気がします。

今まではガチャの要素が強いと思っていた(うまく使いこなせていなかったせい?)のですが……

Nano Bananaと参照画像をうまく使えば、手書き風の素朴なイラストも作れそうな気がしてきました。

もちろん自作画風エレメンツのトレーニングも頑張りたいです!

*  *  *

この記事を書いた人
たまに、加賀 一
そだ ひさこ

子ども時代はもちろん、大人になっても昔話好き。
不調で落ち込んでいた30代のある日。記憶の底から突如、子ども時代に読んだ昔話の場面がよみがえる。その不思議さに心を奪われて、一瞬不調であることを忘れた。自分は昔話で元気が出るんだと気づいた。

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