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紙ではためらってしまうページ割りを電子書籍でしてみたい(2/22追記あり)

縦書きePubで何の問題もないだろう、と自分のなかで結論が出た後。

今日までの十日間ほどは、絵本ePubに必要なファイルのひながたを作ったり、電子書籍関連の本を読んだりと、落ち着いて絵本のコンテンツに向かえない状況でした。スケッチも、ちょっと描いてやめちゃったりで。

ここらへんでもういいだろうと思うので、気持ちを切り替える意味で、簡単にまとめ記事を書いてみます。

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電子書籍で私が作りたい絵本のかたち(キンドル入手以前)

普通の紙の本としての「絵本」は、一般的には大きいサイズで、画面いっぱいの絵の上に文字がのせてある。

でもキンドルやiPhoneなんかは小さい。キンドルは文庫本くらいの大きさ。iPhoneはもっと小さい携帯電話。
そこへそのまま大きいサイズの絵本のページを持ってくると、読みやすさはどうなんだろうか。
これらでも漫画が読めるのだから、想像するほど読みにくいわけではないのかもしれないし、これからコンテンツを作るなら小さい端末に合わせたものを作ればいい。(キンドル端末を購入予定なんですが、実際に見るまでは想像するしかない)。

だけど私は、いくつかの理由から、こんな感じで作ってみることにしました。

文章の間に、幅いっぱいの細長い画像を置く。」(キャプチャ画像は、キンドルプレビューアで表示したもの。仮の画像としてワオキツネザルの写真を使いましたが、実際は私のラクガキがここに。)理由のひとつは、作るのが簡単なこと。
普通に文章を書いていって、間に画像を配置していくだけ。文字の回り込みを指定して見栄えを確認する必要もないし、難しそうな(?)固定レイアウトのタグを勉強する必要もない。それからもうひとつの理由。ページをどんどん繰っていってほしいのです。文字を読みやすい大きさに設定してしまって、どんどん、どんどん、ページをめくっていく。固定レイアウトを使えば、絵本のようにレイアウトが固定されているものも電子書籍にすることができますが、拡大したい個所があったら、そのつどタップして拡大表示しなければならないらしいのです。画面全体をじっくりと、あちこち拡大表示しながら楽しむ感じですよね。

でもそうではなくて、絵はさらっと見て、どんどんページをめくって、どんどん話が進むのを楽しんでほしい、と思ったのです。

昔話的ページ割りってこんな感じじゃないだろうか

絵本用にページ割をしていて思ったのは、「昔話のもつリズムをページ割りで表現することができるんじゃないか」ということ。

キャプチャ画像は、さっきののePubデータを、アドビデジタルエディションで表示したものです。(アドビデジタルエディションは現在2.0にバージョンアップされています。

便宜上いまのところ、すべてのページにタイトルをつけてあるのですが、実際仕上げるときにタイトルは取り除きます。

そして、昔話のもつリズムをページ割りで表現できるんじゃないかと思える理由を、次からの六枚の画像で示してみます。

絵本のための下書きでこれから絵を入れる、と聞けば「ふーん」と思うかも。だけど、

紙の本です。
絵はありません。
こういうページ割りです。

と聞いたら、「まさか、こんなページの無駄使いしちゃダメでしょ!」って、きっと誰もが思うんじゃないだろうか。

でもこれ、パッ、パッ、とページをめくっていくと、なんだか気持ちがいいんですよ。
次はどうなるの、って思うところで、次のページへ行く。それから?って思うところで、また次のページへ行く。
このまま文字だけでもいいんじゃないかって本気で思うくらい、ちょっと楽しい感じがするんです。

これが、「ページをどんどん繰っていってほしい」の理由です。昔話は主人公が話のすじをどんどん進んでいって立ちどまったりわき道にそれたりしない、という特徴を持っているのですが、その、どんどん場面転換していく面白さを、どうなるのって思うタイミングでページをめくっていくことで、より面白く感じることができるんじゃないかと思うのです。

電子書籍じゃなく紙の本だったら(たとえリトルプレスでも)、全ページ半分以上余白の本なんて金も紙も勿体なくて私は作れない。
だけど電子書籍だったらそれができる。

ああ。
思ってもいなかったあたりに、電子書籍のいいところを発見してしまいました(笑)。


私にとっての電子書籍、今までとこれから

今までも電子書籍にそれなりの関心はあったものの、あんまりピンときていなかったのが正直なところ。

今までの私にとっての電子書籍とは、あくまで「自分の作品を読んでもらえるかもしれない」ためのものでした。そして自身は電子書籍を読めるツールとしてPCしか持っていなかったので、電子書籍を読むのはインターネットを見るのと同じ感覚でした。

パブーを利用してはいるものの、ブログやHPの延長くらいにしか思っていませんでした。iPadやiPhoneで読めることは知ってはいても、あれらは他のことに使うものだと思っていたので。本も読めるよ、くらいのものだと。

だけど、これからいよいよ自分もキンドルを買おうとか、小遣いをためて数ヵ月後にはePubを読むためにiPod touchを買おうとかの計画をし始めると、そこではじめて「携帯できる小型端末があってこそ、電子書籍データは便利なのかも」と思うようになりました。

本物の本(紙の本)のように持って歩けてどこでも読める。病院でも電車の中でも。こういう端末に入れてもらって、そのひとの「本」に加えてもらえることが、電子書籍データをつくることの意味なんじゃないだろうかと。そう感じます。

それから、純粋に小さい端末を使おうとする立場として。自分の持っている本をある程度、自炊してここに入れてしまいたいなと真面目に思うようになりました(できるかどうかは別として…)。

二、三冊を持って歩こうとしても「ああちょっと重いなぁ」と思う紙の本。それを、重さを感じることもなく何冊も携帯できるし、持って歩けないような厚い本も携帯できるし、端末を広げてから読む本を選べる。家の中ですら便利かもしれないと思います。
使う前から妄想しすぎか。

けっしてどちらが、というわけではなくて。
紙じゃなきゃいやだと思うものもありますし。

紙の本の本棚に、キンドルも立てかけておく。そんな感じで電子書籍と付き合っていけたらいいのかな、と思います。

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