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昔話の特徴をまとめる:2

 実際は、昔話の持つ特徴のすべてが「語られる」という事から来るのではないのだと思います。口承文学は他にもたくさんあるのに、昔話にはそれ独特の特徴があるのです。
 でも私には「語る、聞く」ものであるという理由がいちばんわかりやすい気がしました。なので「語る、聞く」という事をもとにして、それらに理由付けをしてみたいと思います。
 少々こじつけもあるかもしれないのだけれど、私の自己流な解釈であるので、そこはお赦しください。

◆昔話の特徴

・まず、昔話でいちばん大事なのは「すじ」である。登場人物ではない。

「聞く」「語る」ものだからすじに集中するのか、それともすじに集中するものを昔話と呼ぶのか? どちら、と言い切れるものでもなさそうですが…
 聞き手が「お話を聞く」という心構えのときには、いちばんの関心事であるストーリーをきちんと伝えてあげるべきなので、あんまり立ち止まっていろんな説明をしないほうが聞き手に負担がかからないのだと思います。
 また、語り手は印刷物を朗読するわけではなく、おぼえたお話を語って聞かせるものなので、語り手の気持ちもまっすぐすじに集中していてくれたほうが、気持ちのこもった語りになるだろうと思うし、聞き手にとっても聞きやすいのだと思います。

 これはかなり徹底していて、すじに直接関係ある行動は語られるけれど、そうでないことには触れることはまずありません。「主人公はとてもやさしい心の持ち主でした」という文が、すじに何の関係もなく語られることはないのです。
 例えば「その優しい性質から、援助者に自分の食べ物をわけてあげる」ということがあとで語られるなら良いですが、その優しい性質がすじを進めるための行動を何一つ引き起こさない場合には、その性質を語るのはきっと余計なことなのだと思います。聞き手のなかに、その優しさに対する期待が生まれても、その期待に応えるエピソードがないと、スッキリしないだろうな、と思います。

昔話の特徴についてはこちらのカテゴリにも書いてます

おにぎりみたいなお話作り
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