音声入力アプリはたくさんありますが、使い勝手はいろいろで、使いにくいと感じるものもけっこうありました。
この記事では、使いやすいと感じたオススメのアプリを厳選してご紹介します。Googleドキュメント以外は、Androidのみ、またはWindowsのみで使えるアプリです。
音声入力アプリ紹介
それほどたくさん試したわけではないのですが、私が使っていくなかで、いくつかいいなと思うものがあったのでご紹介します。
iPhoneはわからないので、検索で出てきた評価の高いものをご紹介するにとどめます。
WordPressの記事を書くなら、マークダウンに使う記号を入力しやすいアプリが便利です。
Android
ここでご紹介するアプリのうち「音声文字変換&音検知通知」「エディボイス」は、音声入力したテキストをファイルとして保存する機能がありません。全文をコピーして他のテキストアプリなどにペーストする必要があります。(エディボイスは「送る」ボタンから共有が使えます)
「音声にテキスト」はメモが自動保存されるので、とりあえず喋っておいて、後で必要なものを必要な場所に共有することができます。
音声文字変換&音検知通知
まず紹介したいのは音声文字変換です。これは「聞こえ」が不自由な人との会話をスムーズにするためのアプリです。このアプリで驚くのは、小さな声でも拾ってくれることと、変換スピードが速いこと。
文章を作るためでなく「会話をする」ためのアプリなので、機能は非常に限定されています。でも全文をコピーすることができるので、他のアプリへペーストできます。(設定すれば履歴を3日間保存しておくことも可能。)
私はこのアプリを起動して、調べ物をしながら大事そうなところを読み上げたり感想を喋ったりして資料を作っています。
Edivoice(エディボイス)
改行や記号を入れながら音声入力ができるエディボイスというアプリが便利です。文字数カウント付き。設定から文字数カウントのオンオフ、文字の大きさなど様々な設定ができます。
音声入力は常に待機中(途切れても自動的に再起動する)で、自分で停止しない限りはずっと待機していてくれます。そして改行や記号を入力できるキーボードが表示されていて、音声入力をしながら句読点や改行、かっこなどを入力することができます。
黄色のキーボードには長押しで割り当てを変更することができます。よく使う単語や顔文字を登録しておくことができます。緑のキーボードはフリック入力できます。矢印の向き、カッコの左右など。
右下の「KEY」をタップすると、キーボードの切り替えができます。キーが9つの小さいものと、キーが20個(上画像)のキーボードがあります。
また、変換候補がいくつか表示され、認識結果を置き換えることができます。
右上のメニュー>設定から辞書登録もできるので、認識されにくい単語などを登録しておけば、後修正の手間が省けます。WordPressで記事を書く場合は、マークダウンに使う記号を登録しておくと便利です。
このアプリを初めに使った時は、文字を表示するエリアが小さいので不便そうだなと思いました。(課金して広告を取り除くと若干広くなります。画像は広告を取り除いた状態)しかしそれを補って余りあるほどの機能があることが分かって、お気に入りのアプリになりました。
変換候補が出る・記号や数字のキーボードが表示される音声入力アプリは他にもありますが、句読点が半角英数モードだったりして若干使いにくいです。エディボイスは日本製のアプリなので句読点も日本語、「」や【】も入力可能です。
ここで文章を作ってしまってメールなどに使いたい場合は、ひじょうに便利なアプリです。
テキストに音声
エディボイスの見た目があまり好きじゃない、という場合はこちらがおすすめ。私もはじめはこちらを使っていました。
変換候補も出てくれるし、文字数カウントも付いているし、見た目がスッキリしていて好きです。メモが自動保存されるので、入力の都度どこかに同期しなくてすみます。メモリストには日時が表示されるので、いつ喋ったものががわかりやすいです。
残念ながらキーボードの記号や句読点はすべて半角英数モードです。数字が半角で良い場合は、数字キーを使えるので便利です。(左下のキーボードボタンで普段使っているキーボードが出てきます。)
句読点については、「。」は「くてん(句点)」、「、」は「とうてん(読点)」と言えば入力されます。このアプリを使うなら、とりあえず改行・句点・読点だけ使いながら一気に入力してしまって後で編集というやりかたに向いていると思います。
iOS
iPhone使っていないので詳細はまったくわかりませんが、評価の高そうなものをピックアップしてみました。
パソコン
Google ドキュメント
PCで無料で音声入力をするなら、Google ドキュメント一択のようです。AndroidとiOSのアプリがあるので、スマホとPCの同期・連携ができます。同期できるのは本当に助かりますね。Google ドキュメントを使っている人は多いようです。
ひとつだけ難点があるとすれば、Google ドキュメントでしか音声入力できないということ。例えばブログを書くには、Google ドキュメントで入力した内容をブログの編集画面にコピペする必要があります。
Google ドキュメントの音声入力の使い方はこちらで詳しく説明されています。
ノートパソコンなど内蔵マイクがあれば、外付けマイクはなくても大丈夫です。
ただ私は、以前ノートパソコンのマイクをミュートにしたまま忘れていたので、どうやっても音声入力ができなくて困りました。ミュートを解除すれば解決するということが判明してよかったです……
Sokki Voice
こちらは有料なのですが、どのソフトの入力画面にも直接音声入力ができます。WordPressの編集画面にも直接音声入力でどんどん入力していけます。そしてお値段は2,500円とお安めです。
このソフトの存在はここで知りました。
WordPressの無料テーマ「cocoon」の作者さんのブログです。私もこのテーマを愛用しています。作者のわいひらさんは、ブログ記事の90%以上を音声入力で執筆しているそうです。そして音声入力歴も長い(10年以上)です。
わいひらさんが愛用していたAmiVoice SP2という音声入力ソフトがサポートを終了してしまったそうで、他のソフトを探していたところ、Sokki Voiceの存在を知ったそうです。
30日間無料で試用でき、試用期間が終わっても購入を迫られることがない(使い続けたければライセンスキーを購入すれば良い)とのこと。インストールも必要なく、ZIPファイルを解凍すれば使えるという気軽さ。なのでダウンロードして使ってみています。
公式サイトです。
まとめ
少しだけでしたが、私のおすすめのアプリをご紹介しました。
Androidアプリでご紹介したものの他にも音声入力アプリはたくさん存在します。音声入力したテキストをファイルとして保存できたり、PDF書き出しに対応しているものもあります。
アプリの使い勝手は、音声入力って便利!と思えるか、面倒!と思ってしまうかを左右します。私のおすすめが他の人にも使いやすいとは限りませんので、ぜひいろんなアプリを試してみてください。
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