ある夏の風景、私のまわり

蚊にご用心

先日、近所の墓地へ散歩に行ったら、水道のところに忘れ物が。

…と思ったら、忘れ物ではなかった。

管理事務所の心遣いか。デング熱とか怖いからね。虫よけ使いましょうね。

縫いブログ再開する

まさかの、縫いブログ再開を決めた。今さら更新?という気もするけど、玉縁ボタンホールの作り方をググっていて見つけたブログの方が「情報を発信するというのは社会貢献だね。」と書いておられたので、ああ、そうか、と思った。

母の服を作る記録になるかと思うので、自分の中だけで済ませてしまうこともできるけど、書いておくことで、その情報を探している何処かにつながることもあるかもしれない。素人の迷いの記録も、何かの役に立つかもしれない。

なんて、自分をその気にさせようとする言葉を並べてみる。だって、なにしろくじけやすいものだから。

今日は何曜日?

ようやく母の、半日型のリハビリ型デイサービスへの通所が決まった。といっても契約はこれからなのだけど。介護認定の申請に区役所へ行ったのが6月半ばなので、ここまで2ヶ月かかった。認定通知は1ヶ月ほどで届いたのだけど、私が仕事休みでないとケアマネージャーさんに来てもらえなかったり等々あって、ちょっと時間がかかってしまった。

じつは介護認定のために主治医の意見書というのが必要ということでかかりつけの医院に行き、そのときに認知症のテストも受けた。

私は母と一緒に暮らしていないのでピンと来なかったのだが、母は普通に話はするものの、同じことを何度も言うなぁと思ったことはあった。弟によると、私が昼間実家に行ったことを夜には忘れているらしかった。そう聞いてはいたのだが、それでも、忘れっぽくなっただけなんじゃないかなと思っていた。

いくつかの簡単な質問でチェックが行われたのだが(→これに似ていたけど、もうちょっと細かいことを聞いていたように思う。長谷川式認知症・MCIテスト)、30点満点で10点以下であった。
母の受け答えを聞いていてハラハラした。えっ、今朝食べたものも覚えてないの、今日が何曜日かもわからないの、野菜の名前がひとつしか出てこないの…。ちょっと、ショックを受けてしまった。

母が一年前に歩けなくなって家事をまったくしなくなってからは、自分の部屋と食卓とトイレとお風呂をはって移動するだけで、なんとも刺激のない生活を一年続けたわけである。人とおしゃべりをするのは好きじゃない人なので、外に出られなくなっても特になんとも思わなかったらしいのだけど…いくら一人でいるほうがいいからといっても、まったく外との関わりがなくなってしまうのは、本当に、思っている以上に良くないことなのだと考えさせられてしまった。私も一人でいるほうを好むので要注意かもしれない。無理にでも外との関わりを持っておくほうがいいということか。

その後、そう思いながら様子を見ていると、なるほどと思うことがいくつかある。近い記憶はあまり保てないらしく、電話がかかってきても後になって誰からだったかを間違えたりする。そして、今まで見たことがないような、うつろな無表情をしているのを見たときにはちょっとドキッとする。

とにかく、今はまだ深刻な状況ではないし、これから週二回外に出て他人とふれあうことになるのだし、運動は脳を活性化させるともいうし。体も、記憶も、良い方向に向かってくれることを願う毎日である。

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この記事を書いた人
たまに、加賀 一
そだ ひさこ

子ども時代はもちろん、大人になっても昔話好き。
不調で落ち込んでいた30代のある日。記憶の底から突如、子ども時代に読んだ昔話の場面がよみがえる。その不思議さに心を奪われて、一瞬不調であることを忘れた。自分は昔話で元気が出るんだと気づいた。

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