製本6・化粧裁ちにまだ失敗している

前回ディスクカッターを買いたいと書いたのですが、欲しい欲しいと思いながらもちょっと引っかかっていた事がひとつ。いや、ご飯のおかずのことではなくて。

裁断能力40枚。つまり80ページ分。しかし私はもちょっと厚い本(6折分:24枚の二つ折り)を予定してたので、ページめくりながらとか半分づつひっくり返しながらとかでも裁断可能なのかどうかを知りたいのだけど現物を使ってみないとわからない。でも試すために買うわけにもいかないし。
どこかに書いてないかと探してみても見つけられず。
裁断能力にあわせて本を薄くすることも考えたけど、ページいっぱいに情報が詰まっているタイプの本(実用書とか、画集とか)ではないのでこれ以上薄くすると無理矢理な感じがして却下。
さらにディスクカッターで化粧裁ちというのも人によって使いづらかったりするらしい記述もいくつか発見し(結局紙押えだけ使って普通のカッターで切ってるとか)、これさえあればという気持ちががくんと薄らいでしまいました。
本の化粧裁ちにはそれ相応の能力を備えたものを使わないと、て事だ、、

ではどうする、どうする。
化粧裁ちは、上下の小口はともかく、ページをめくるときに指が当たるところが凸凹しているとページめくりがしにくくて読み進めるのが面倒くさくなるのでここだけは必要なのです。お話を読んでるときに余計なことに気を取られてはならんのです。
見栄えのためではなく、機能のために必要なのです。しなくても済むなら、絶対しません。(笑
せっかくの準備が、内容がどうとかじゃなく、化粧裁ちが下手ごときでパァになるなんていけない、何とかせねば。

仕方ないので練習。
はじめのときよりはきれいになったものの、それでも凸凹・切り口斜めで下まで到達しないうちに切るとこがなくなった(厚さ14mmもあるので、、)。
布を切るのに使っているロータリーカッターも使ってみたが、やはり下手すぎてまっすぐ切れない。布なら縫い代だからほとんど問題はないけどこれは化粧裁ちだぞ!
紙やすりで小口を整えるというのはどんなもんかと思ったのだが、あれはわずかの事を修正するための方法で、わずかじゃないことには適用不可ということがわかりました。
で、どこかに書いてあったのを参考に大型のカッター(刃は良く切れる黒のやつ)で再度挑戦。ちょうど夫が持っていたので借りました。
…おお、「よく切れる」というのは素晴らしい。力がいらない。大型だから厚くてもあんまり切りにくくない。自分の小型の(普通の)カッターではいくら刃を折って切れるようにしてもタイヘンな感じがしてたけど、そうか、化粧裁ちカッターは大型か。
でやはり失敗して切り口斜めで下まで届かなかったものの、半分くらいまではきれいな切り口で切れました。ということは、6折分くらいなら大丈夫!!
あとは垂直に切る練習を重ねることと、定規を押える手がもちょっとラクになる方法を考えることが課題(手がプルプルしびれてきて、たぶん2冊目の途中でダメになりそう)です。

でも、かなり安心できました。おなかの調子がおかしくなるくらい悩んでたので。(笑
さて、中身のことも考えねば。

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じつはその後もうろうろと検索しまくっており、こんなページを見つけました。で、カッターの角度に気をつけてやってみたら、で、できた。下まで到達。おお!
そして何回か練習したら、どうにか垂直に近い感じにまでできるようになりました。こんな、気付けば何でもないようなコツがあったなんてー。ただ、切り口はたぶん紙やすりで整えきれる範囲になったと思うんだけど、天から地への直線が、定規当ててるにもかかわらず、曲がってる? 力の入れ具合なのか、切り始めと切り終わりが定規からわずかに逃げているような微妙な線です。
A5サイズだから148ミリあったはずの本の幅が練習したら131ミリになってしまいましたが(笑)、まだまだ練習がたりんな。

こうなると、ディスクカッターではないけど、定規にカッターを定角度でとりつけてスライドさせて切ったらきれいに切れそうだなあと考えてしまう、、このへん買って、スライド部分に手持ちのカッターをセットできるホルダーを何とか自作して取りつけられたら、刃先も見えるし裁断枚数も普通のカッターと同じように云々(ああ妄想が)。 ※試されるときは自己責任でお願いします

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この記事を書いた人
たまに、加賀 一
そだ ひさこ

子ども時代はもちろん、大人になっても昔話好き。
不調で落ち込んでいた30代のある日。記憶の底から突如、子ども時代に読んだ昔話の場面がよみがえる。その不思議さに心を奪われて、一瞬不調であることを忘れた。自分は昔話で元気が出るんだと気づいた。

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